アメリカの貧困

近年日本では格差が問題として表面化してきています。地域や世代によって格差が開いてきているのが現状です。しかしアメリカは昔から格差社会だと言われています。まず、日本のような健康保険がありません。福祉がないので、貧乏人は病院にはいけません。一方日本では考えられないような大金持ちがいます。アメリカ企業のCEOや役員は計り知れない額の報酬を受け取っています。それがアメリカの労働社会なのです。

ではどんな風な人が今、アメリカの労働環境で苦しんでいるのでしょうか?例を上げて検証します。

まず養鶏などを行う畜産農家です。アメリカは自動車などを販売する工業国であると同時農業国でもあります。豊かな大地に広い敷地と労働力を武器に生産性を高め、発展してきました。しかし、今アメリカ社会は階層構造が明確になっています。デッドトラップという設備投資を借金でさせて生産契約をきぎょうと結び、販売条件が悪いことで儲けを得られず借金だけが残ってします養鶏場も多くあります。養鶏業界をはじめアメリカの農業は独占的に支配されているため、農家の立場は非常に弱くなっています。販売するためには一方的で不利な要求を飲まなければ契約できないのです。年収はわずか150万円という養鶏場が平均だと言われています。

アメリカの大手スーパー ウオルマートは全米のみならず世界へ進出しています。その最大の特徴は安さです。そのため、厳しいコストの削減が行われています。こういった影響が製造元の利益を圧迫しているのです。

移民の問題もあります。メキシコなどからの大量の移民によってアメリカの労働者は仕事をうばわれています。安く賃金を上げようとする経営者にとって、移民の方が労働力として適しているのです。

またオバマ政権は移民の政策で、ヒスパニック系の労働者の受け入れを拡大しました。自身の選挙を有利にするためです。こういった状況がアメリカの労働者をますます苦しめます。